History
メナーは1965年1月2日に輝かしい歴史のスタートを切りました。ドイツ南西部のワイン畑が広がる小さな町、バーリンゲン カイザーストゥールで、オットー・メナー、クリステル・メナー夫妻が貯蔵工場で会社を始めました。起業当時は、型抜き工具や機械の製造に特化していましたが、1976年に簡易な射出成形金型の製造を開始しました。
1970年代初頭は、人々を熱狂させる音楽があふれ、ロック・ポップ界でのスターが多く活躍しました。このころ登場したカセットは、誰でも音楽を録音し再生することを可能にしました。メナーも音楽市場の興隆に着目し、音楽カセット生産用の射出成形金型に力を入れました。その結果、小さな工場はすぐに手狭となり、1970年にバーリンゲンの商業地区の新しい建物に移りました。
70年代半ばにはビデオカセットが市場を席巻しました。メナーは音楽カセット生産用の射出成形金型での高い実績をもとに、ビデオカセット事業にも参入しました。
ホットランナーの専心研究を通し、メナーはシリンダー式バルブゲートシステムの国際特許を取得しました。そしてこのシステムの優れた品質は現在も受け継がれています。バルブゲートシステムのノズルとニードルピンは、最良の機能性、優れた表面品質、長寿命、成形そしてサイクル時間の最小化を実現するデザインとなっております。
80年代に入ると、オーディオ・ビデオ市場の急速な衰退により、会社の真の強さが試されることとなりました。家庭用パソコンが普及し始め、CDが登場すると、メナーは新しいデータ保存媒体とパッケージにターゲットを変えました。
80年代に入ると、オーディオ・ビデオ市場の急速な衰退により、会社の真の強さが試されることとなりました。家庭用パソコンが普及し始め、CDが登場すると、メナーは新しいデータ保存媒体とパッケージにターゲットを変えました。
90年代初頭、事業の拡大による新たな事業スペースの確保の為、管理部門と製造部門用に新しいビルを建設しました。また、最先端の工作機械を導入することで、業界トップの地位を確立していきました。
2000年に入る数年前より、グローバリゼーションが世の中の潮流となると、アメリカに販売事務所を開き、スイスに高精細金型製造部門の工場を建て、そしてバーリンゲンの事業所を拡大させました。これによりメナーの事業も国際的な広がりを見せることとなりました。
近年のメナーの歴史は、医療・医薬品業界とパッケージ業界での数々の挑戦から成っています。21世紀の取り組みとして、より高いレベルの製品改良、開発スピードの向上、そして世界同時進行での製造への挑戦を始めています。2000年以降、自社の得意分野を見極め、高めていくことを我々の第一の使命とし、ショートサイクル、大量生産の肉薄製品に対する技術力向上に特に力を入れています。
メナー創業50周年